山梨県・リニア中央新幹線の情報

防音防災フードを要望

◇ 2020.09.11 リニア 知事ら防音防災フード要望(09月11日 18時19分 NHK甲府放送局)
長崎知事は11日、リニア中央新幹線の計画ルート沿線の市長などとともにJR東海の東京の本社を訪れ、原則、県内の地上を走るすべての区間で、線路をコンクリートで覆う、「防音・防災フード」を設置するよう要望しました。
長崎知事は11日、リニア中央新幹線の計画ルート沿線の市長などとともにJR東海の東京の本社を訪れ、金子社長と会談しました。
この中で長崎知事は「住民の生活環境を守ることが何よりも重要であり、安全保障という意味でもフードをかけることが重要で、ぜひともご理解いただきたい」と述べ、原則、県内の地上を走るすべての区間で、線路をコンクリートで覆う「防音・防災フード」を設置するよう求めました。
リニア中央新幹線は、県内を通るおよそ83キロの区間のうちおよそ3分の1の区間で地上を走行します。
JR東海はこれまで、騒音対策と、走行するリニアを見ることができることを両立するため、「防音・防災フード」を設置するのは主に住宅地だけとし、そのほかの場所では高さ2メートルから3.5メートルの「防音壁」を設置するとしていました。
しかし、「防音壁」が設置される予定の沿線の住民などが、騒音の影響が大きいとしてフードの設置を求めているほか、長崎知事も、フードは富士山の火山灰対策にも有効だという認識を示しています。
11日の会談で、JR東海からは、全面をフードで覆うと発生する熱を逃がせなくなり、技術的に難しいという説明があったということで、会談の終了後、長崎知事は「技術的な問題と社会的な問題をすりあわせて、適切なこたえを見つける努力をしていくことになった。今後も密接にコミュニケーションをしていきたい」と述べました。
また、JR東海は「引き続き緊密な協力関係のもとで、計画を丁寧かつ着実に進めて参りたい。地上部分の環境対策も具体的な計画の策定に向け、県や市町と調整を進めたい」とするコメントを出しました。
◇ 2020.09.11 リニア中央新幹線 防音フード設置求める(2020.09.11 18:54 YBS)
 長崎知事らがJR東海を訪れ、リニア中央新幹線の県内地上区間すべてで防音・防災フードの設置を求めた。
 JR東海は「技術的に難しい部分がある」との見解を示したという。
 きょうは長崎知事やリニア沿線に位置する自治体の首長らがJR東海本社を訪れ、金子慎社長に要望書を提出した。
 要望書では、県内の地上区間約27キロすべてで原則としてコンクリート製のフードを設置するよう求めている。
 フード設置区間ではリニアは見られなくなるが、県は「騒音を抑え富士山噴火の降灰に備えるために必要」ととしている。
 これに対し、JR東海側は「熱の排出や換気が必要で技術的に難しい点がある」との見解を示したという。
 また、JR東海は地上区間の環境対策について、「計画策定に向け県や市町と調整を進めたい」とコメントを出した。
 一方、リニアをめぐっては静岡県が大井川の流量減少を懸念しJR東海と対立、静岡工区は工事着手できていない。
 きょうの要望では、静岡県との迅速な協議も求めていて東海側は「一刻も早い全線開通に向け全力を尽くす」と説明したという。
◇ 2020.09.11 リニア 地上区間に防音防災フードを山梨県知事が要望(2020.09.11 19:15 UTY)
山梨県の長崎知事はリニア中央新幹線についてJR東海に要望書を提出しました。
県内の地上区間について全面的に防音防災フードを設置することなどを求めました。
9月11日、長崎知事と沿線の5の市と町がJR東海の東京本社を訪れ金子慎社長に要望書を手渡しました。
要望では、リニア中央新幹線の県内の地上区間27.1キロメートルについて原則として全面を防音防災フードで覆うことを求めました。
防音防災フードは沿線住民の環境対策として極めて重要とし更に富士山が噴火した場合の火山灰に対する防災の面からも不可欠だとしています。
要望は冒頭以外を除いて非公開で行われましたがJR東海からは全面を防音防災フードで覆うのは、空気抵抗により出る熱を逃がしたり換気をすることが技術的に難しいと話が合ったということです。
また、このほか県期成同盟会として静岡県が着工を認めていない工区について静岡県と迅速に協議し早期に着手することなどを求めました。
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