リニア中央新幹線

早川町内雨畑地区発生土仮置き場

2016年10月6日にJR東海から公表されましたが、早川町内雨畑地区に発生土仮置き場を設けることが決まりましたので、JR東海の公表資料から記録しておきます。

【プレスリリースから引用】
 山梨県早川町内で現在計画している雨畑地区発生土仮置き場について、環境の調査及び影響検討を行い、環境保全措置を具体化した上で、それらの概要を9月に地元の皆様に対して説明しました。
この度、説明した内容について、資料としてとりまとめ、関係自治体に送付しましたのでお知らせいたします。

表 3-1(3) 調査及び影響検討項目
影響要因調査及び
影響検討項目
選定備考
発生土仮置き場の設置水質(水の濁り) 発生土仮置き場設置に伴う排水については、水質汚濁防止法に準拠した水槽を設けて一時貯留し、基準を超えた排水は産業廃棄物処理施設に運搬し、また基準以内の排水は早川工事施工ヤードに運搬して濁水処理を行うこと、及び雨水については、遮水シートで上から覆うとともに、ベントナイトで底面と周囲を囲み、要対策土に触れることはなく、今まで通り、敷地内側溝を通り雨畑川へ流れることから、河川等への影響はないため非選定とした。
重要な地形及び地質 発生土仮置き場の周辺に重要な地形及び地質は存在しないため、非選定とした。
土壌汚染 トンネルの工事に伴う発生土の搬入により、土壌汚染のおそれがあることから選定した。
文化財 発生土仮置き場の周辺に文化財は存在しないため、非選定とした。
動物 既に改変された範囲であり現地の状況から非選定とした。
植物 既に改変された範囲であることから非選定とした。
生態系 既に改変された範囲であることから非選定とした。
景観 発生土仮置き場の周辺地域に主要な展望点及び景観資源は存在しないため非選定とした。
人と自然との触れ合いの活動の場 発生土仮置き場の周辺地域に主要な人と自然との触れ合いの活動の場は存在しないため、非選定とした。

「○」は、評価書作成時において選定した項目を示す。
」は、評価書作成時において選定した項目で、削除した項目を示す。
「●」は、評価書に記載のある調査及び影響検討項目ではないが、雨畑地区発生土仮置き場は要対策土を搬入するため、調査及び影響検討項目に追加した項目を示す。

水質汚濁防止法の基準を超えた排水は産業廃棄物処理施設に運搬すると書かれています。

山梨県内でこの受入れが可能な産業廃棄物処理施設については、山梨県が公開している産業廃棄物処理施設リストから分かると思いますが、山梨県担当部署からはJR東海の今回の施策については県民に対して説明されていると思いますので、後日確認します。

山梨県の環境保全関連の例規では今回のJR東海発生土仮置き場新設事業はどのように扱われたのかも確認しておきたいと思います。
このページは汚染排水の処理について気になったので作成したものです。仮置き場についてはあらためて確認しておく予定です。

早川町・リニア中央新幹線に関する情報(説明会等)について 『早川町におけるリニア中央新幹線工事に関する情報を随時お知らせしてまいります。』
山梨県土砂の埋立て等の規制に関する条例
 第6条 土砂の埋立て等を行おうとする者は、土砂の埋立て等の用に供する土地の区域(土砂の埋立て等が一団の土地の区域において行われる場合は、当該一団の土地の区域をいう。以下同じ。)ごとに、知事の許可を受けなければならない。ただし、次に掲げる土砂の埋立て等については、この限りでない。
  4 公益性が高いと認められる事業の施行に係る土砂の埋立て等のうち土砂の崩壊等の発生のおそれがないものとして規則で定めるもの
山梨県土砂の埋立て等の規制に関する条例施行規則
 第2条 条例第6条第4号の規則で定める土砂の埋立て等は、次に掲げる事業の施行に係るものとする。
  17 鉄道事業法(昭和61年法律第92号)による鉄道事業又は索道事業で一般の需要に応じるものの用に供する施設に関する事業